『Frontier』から約2年、遂に待望のセカンド・アルバム『Stay True』が発表される。この2年間、MAKAIはKaleidoscopio、Cosa Nostra、Riovoltなど多くの内外のアーティストのリミックスを手掛け、クリエイターとして成長を続けてきた。
06 年8月には新曲「Dance With You」がコンピ『aperitivo TOKYO』に収録されたことに続き、9月に12インチの「Sunrise」を発表。この「Sunrise」は『Stay True』のリード曲的位置付けの作品で、更にアルバムからのセカンド・シングルとなる「Lifetime」が11月に発表され、こうして『Stay True』リリースのお膳立ては出揃う。
今回のアルバムは、一言で言ってヴォーカル・アルバムと言い切ることが出来るかも知れない。収録された全10曲の内、「The Highest Moment」を除いて全てがヴォーカル曲だ。クラブ・ミュージックが持つ先鋭性、カッティング・エッジな部分は敢えて表には出さずに、誰もが口ずさむことの出来る親しみ易さを前面に打ち出すこと、これを第一に考えたアルバムなのである。
ただし、仮にヴォーカルを抜いたインスト曲としても、充分に鑑賞に耐え得るものとなっていることが必要最低条件である。世に多くあるヴォーカル・アルバムも、結局は楽曲がしっかりしたものでないと、それは成功したものとは言えない。その点、このアルバムは頭の中でヴォーカルを抜いてインスト曲として聴いても、実に優れたものとなっていることが分かるだろう。
Text /DMR 小川充 |